台湾ホンハイレディースゴルフトーナメント2026 菅楓華プロがツアー2勝目を獲得
JLPGAツアー2026シーズン第2戦「台湾ホンハイレディースゴルフトーナメント」が台湾桃園市・The Orient Golf & Country Club(6,720ヤード/パー72)で開催され、3月15日の最終日にプロ3年目の菅楓華が通算5アンダーで今季初優勝を飾りました。2位の佐久間朱莉に6打差をつける圧巻の勝利で、ツアー通算2勝目を手にしています。
大会概要
大会の賞金総額は3億1,542万円、優勝賞金は5,677万円。菅楓華は優勝賞金に加えCTBCベストスコア賞なども獲得し、1試合で約5,992万円を手にしました。海外開催ながらJLPGA公式戦ということもあり、日本人選手が多数参戦する注目の一戦となりました。
優勝者・菅楓華プロの最終日のプレー
菅楓華の最終日は前半こそイーブンパーと慎重な立ち上がりでしたが、後半に入ると一気にギアを上げました。10番では80センチにつけてバーディーを奪取。続く11番ではグリーン奥からの難しいチップインバーディーで後続を突き放します。さらにハイライトとなったのがパー3の13番。15メートルの長いバーディーパットを沈め、勝利を決定的なものにしました。
菅楓華はプロ入り後、昨年は開幕から3試合連続で最終日最終組に入るという史上初の記録を打ち立てながらも、なかなか勝ちきれない時期が続きました。初優勝を果たしたのは昨年9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン。その経験で「優勝の難しさ」を知ったことが、今回の圧勝劇につながったのかもしれません。
最終成績(上位20位)
| 順位 | 選手名 | スコア | R1 | R2 | R3 | R4 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 優勝 | 菅 楓華 | -5 | 70 | 76 | 68 | 69 | 283 |
| 2 | 佐久間 朱莉 | +1 | 71 | 70 | 77 | 71 | 289 |
| 3 | 古江 彩佳 | +2 | 73 | 74 | 72 | 71 | 290 |
| T4 | 入谷 響 | +5 | 72 | 74 | 75 | 72 | 293 |
| T4 | 金澤 志奈 | +5 | 67 | 78 | 72 | 76 | 293 |
| T6 | ツェン ヤニ | +7 | 73 | 77 | 74 | 71 | 295 |
| T6 | ヌック・スカパン | +7 | 65 | 79 | 77 | 74 | 295 |
| T6 | P.K.コンクラファン | +7 | 76 | 75 | 70 | 74 | 295 |
| T6 | 桑木 志帆 | +7 | 73 | 78 | 69 | 75 | 295 |
| T6 | チェン ミンロウ | +7 | 73 | 72 | 72 | 78 | 295 |
| T11 | 永井 花奈 | +8 | 74 | 75 | 77 | 70 | 296 |
| T11 | 高橋 彩華 | +8 | 72 | 76 | 73 | 75 | 296 |
| T13 | 小祝 さくら | +9 | 74 | 78 | 74 | 71 | 297 |
| T13 | 川岸 史果 | +9 | 74 | 75 | 76 | 72 | 297 |
| T13 | 申 ジエ | +9 | 73 | 76 | 76 | 72 | 297 |
| T13 | 吉田 鈴 | +9 | 74 | 77 | 71 | 75 | 297 |
| T13 | 鶴岡 果恋 | +9 | 70 | 75 | 76 | 76 | 297 |
| T13 | 吉澤 柚月 | +9 | 73 | 72 | 75 | 77 | 297 |
| T19 | チョルチェワ・ウォング ラス | +11 | 79 | 75 | 71 | 74 | 299 |
| T19 | 内田 ことこ | +11 | 73 | 77 | 74 | 75 | 299 |
女子ゴルフシーンの現在地
ここ数年、国内女子ツアーのレベルは世界的に見ても遜色ないほど高まっています。菅楓華プロのような若い世代が国際大会で優勝を重ねることで、後進の選手たちも大きな刺激を受けるはずです。
月に2~3回ラウンドする身として、私も女性ゴルファーの活躍を身近に感じる機会が増えました。妻がゴルフを練習している身でもあるので、こうした女性プロの輝かしい成績は本当に励みになります。性別を問わず、ゴルフという競技で自分の実力を追求する姿勢は、本当に美しいものです。
観戦コメント
今回の台湾ホンハイレディースで最も印象に残ったのは、菅楓華の後半の爆発力です。前半を耐えて後半で畳みかけるという、まさにベテランのような試合運び。プロ3年目にしてこの落ち着きは末恐ろしいものがあります。特に13番パー3での15メートルのバーディーパットは、テレビ越しでも鳥肌が立つようなショットでした。
昨シーズン、最終組に入りながらも勝ちきれなかった経験が、今の菅楓華を確実に強くしています。本人も「パッティングと気持ちの面が成長している」と語っていたように、技術面だけでなくメンタルの成熟を感じさせる一戦でした。6打差という大差がつきましたが、それは菅楓華が崩れなかったからこそ。難コースで唯一のアンダーパーフィニッシュという事実が、その安定感を物語っています。
2位に入った佐久間朱莉も開幕2連勝を狙っていただけに悔しい結果だったはずですが、安定したスコアで今季の好調ぶりを証明しました。3位の古江彩佳も含め、今年の女子ツアーは序盤から見応えのある戦いが続いています。
次のステップへ
菅楓華は今年の目標として「年間3勝、獲得賞金1億円突破」を掲げています。今大会だけで約5,992万円を稼いだことを考えると、賞金目標は十分に射程圏内。シーズン第2戦で早くも1勝を挙げたことで、今後のツアーでもさらに自信を持ってプレーできるはずです。
プロ3年目を迎え、菅楓華のゴルフは確実に進化しています。ショットの精度に加えてパッティングの安定感が増し、精神面でも大きな成長が見られます。このまま勢いに乗れば、今季の賞金女王争いにも絡んでくる存在になるかもしれません。
最後に
菅楓華プロ、ツアー2勝目おめでとうございます。名うてのタフなコースで6打差をつけての圧勝は、見ている側にも清々しい気持ちを届けてくれました。今年掲げた目標に向けて、これからのシーズンでどんなプレーを見せてくれるのか、一ゴルフファンとして楽しみでなりません。引き続き応援しています。

